武満徹:秋庭歌一具

Toru Takemitsu:In An Autumn Garden/ 武満徹:秋庭歌一具

Reigakusha/ 伶楽舎

SICC-85/アルバム/2002.09.04/¥2,800+税


武満徹が遺した雅楽作品、その決定的名演誕生

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1.  秋庭歌一具
2.  秋庭歌一具
3.  秋庭歌一具
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6.  秋庭歌一具

武満徹が遺した雅楽作品、その決定的名演誕生 1996年に惜しくも亡くなった作曲家、武満徹。彼が1973年に国立劇場の委嘱で作曲した雅楽器による「秋庭歌」(第4曲)にさらに5曲を加えて70年代末に完成させた雅楽作品「秋庭歌一具」。色彩感に溢れた作品として、日本はもとより海外でも人気の高い作品で、芝祐靖率いる雅楽集団、伶楽舎によってアメリカやヨーロッパ各地で演奏されている作品である。2001年5月8日、その伶楽舎によって武満の没後5周年を記念した「秋庭歌一具」の演奏会がサントリーホールで開かれ、深い感動を聞き手に与えたことは記憶に新しい。その演奏会に先立ち、サントリーホールで同曲のセッション録音が行われた。29人の奏者によって奏でられる雅楽器がホールいっぱいに響き渡り、壮大な音の庭ともいえる空間が現出したが、それがすべてあますところなくDSD録音によってとらえられている。「秋庭歌一具」の演奏を今後語る際、この伶楽舎による録音をぬきにしては絶対に語れないであろう。ちなみに現在現役盤としてCDが東京楽所の演奏で出ているが、そこに参加しているのが伶楽舎音楽監督の芝祐靖氏でより高次元の演奏を目指したいという希望を持ったことが、今回の録音のきっかけでもあった。