津波
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2004.12.27[22:58]
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20日、ドラクエをクリアする。
21日、成田空港付近に一泊。成田エクスプレスに初めて乗り、感動するも30分後に爆睡。
22日〜27日。台湾。 28歳にして初めての海外旅行に行ってきた。いろいろなことがあっていろいろなことを感じたり考えたりしたけど、とても日記には書ききれないのでなんとなく思い出した順に箇条書きにしたいと思う。
・台湾のコンビニには卵を茶色の汁で煮込んだものがおいてあり、独特の匂いがする。 ・トイレは便器のわきに「拭いた紙」を捨てるゴミ箱があり、他人の処理後の紙がむき出しになっている。 ・牡蠣の一粒一粒が恐ろしく小さい。(凄くおいしい) ・CDが安い。(アルバムが1200円程度) ・洋服の値段が日本とさほど変わらない。 ・どこの店も麺がやわらかい。 ・日本語がかなり通じる。 ・髭を生やした若者がほとんどいない。 ・美人を連れているのは95%くらいの確率で眼鏡をした短髪の真面目そうな人だ。 ・バスケットボールが人気スポーツらしく、TVで四六時中やっている。 ・臭豆腐という臭さの親分みたいな食べ物がヤバい。 ・世界の高層ビルに素手で登る「クモ男」が俺と同じタイミングで台湾に来ていてニュースになっていた。
というような感じ。もっともっといろいろなことも考えた。言語や文化のことも。 想像以上に楽しかったので、またいつか台湾に行ってみたいと思う。そう言えば、来月には我々「亜細亜的功夫世代」のCDが台湾でリリースされるみたいなのでとても楽しみだ。
家に帰るとかなり沢山のチラシがポストに入っていた。その中にVOWに載っていそうなとんでもないやつがあったので、その画像を今回は皆さんにお届けします。
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輪郭が近所のオヤジと瓜二つ
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2004.12.19[22:42]
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17日、昔のバイト仲間と忘年会。 横浜市のディープな場所にあったにも関わらず、2年半もの間近隣のカラオケ店に比べて高い時給で我々の生活を支え、最終的にキッチリ閉店に追い込まれた伝説のカラオケ店(仲間うちでは)。今だにこうして、たまに集まって飲んだりしている。 ちなみにヤマーンもこの店でバイトをしていた。
非常に盛り上がり、飲み上がって帰宅。
18日。キッチリ二日酔い。 本当に地獄のような二日酔いに見舞われる。こんな時はみかんジュースを飲むとかなり症状が緩和される。どういう理由かはしらないが、本当に効くので不思議だ。
ほぼ1日中「ウーン」と唸って過ごす。
19日。近所にもんじゃ焼きとお好み焼きを食いに行く。 そう言えば、もんじゃ焼きは静岡に住んでいたときは見たことがなかった。横浜に住むようになってから食べるようになったが、初めて食べたときには「意味がわからん」としか言いようのない食い物だと思ったのだが、今となっては好物のひとつとも言える。 だが、今でも食い方があっているのかどうか、食べごろを間違えていやしないかという疑問が浮かぶ。 もんじゃの正式な食べごろを知りたい。ちなみにかなり早い段階で俺は食べる。
ファンクラブについて。
ファンクラブの話は事務所スタッフと何度もしたことがありますが、我々の考えとして「必要ない」と思っています。 我々は、皆さんにアジカンのファンである前にロック(音楽全般と同じ意味で)のファンでいて欲しいと思っています。あなたの大好きな音楽の一部でありたいと思います。(勿論、その中でも核にあたる部分に触れる音楽を作りたいとも思っています。)
ということで、来年の頭から販売するTシャツは「ROCK AND ROLL FANCLUB」。音楽の作る循環と振動をテーマに作ってみました。まだ色の打ち合わせとかしていないので、キャッツから叱られそうなほどのフライングですが、画像をアップしてみました。 ツアー時には2種類で3パターンのツアーTシャツも新たに発表しますのでよろしく。
話が逸れましたが、いろいろな音楽を聴いて豊かな心で生活するのが一番良い音楽への触れ方だと俺は思います。 盲目的なアジカンファンでなく、ロックファンとしてアジカンを応援してくれたら涙が出るほど嬉しいです。
来年も良い音楽が世界に溢れると良いなぁ。 俺も普段はひとりのロックファンです。
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ドカベンと上杉達也のバッテリー
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2004.12.16[23:54]
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14日。DEMO作りに没頭。 夕方から飲み屋に行き、アンコウ鍋を食ったが、微妙な味で凹む。
15日。キューンにて来年のスケジュール打ち合わせ。 ツアーがガッツリあるので、その前にいろいろしておかなくてはいけないということが判明。「リリース」というのは我々の派手な活動のひとつだが、そこまでには血みどろで骨肉の言い争い(ヒドく言いすぎ)なんかをスタジオで延々やっていたりする。そういう地味な地下活動の予定を考えていたら、「のんびりしてるヒマなんてねえ!米を出せ!米を!」という気分になってくる。そういう年始の米騒動の計画が決まる。 この活動は、来年の我々にとってかなりのウェイトを締める。気合いを入れる。
その後、MMR。MMRって書くとキバヤシを思い出す。 ノストラダムスの大予言はどうなってしまったのか。
16日、昼からA-BOYフジモトとキヨシと三人でスタジオでセッション。主に演奏技術の向上と音楽的引き出しを増やす目的で、キヨシとふたりでとにかく自分達より上手い人と時間があったらセッションするという話をし、今回はその第1回。 そう言えば初めて会った時のフジモトは「尊氏 meets ジョン・レノンのメガネ」という不気味ないでたちで軽く引いた。現在の見た目は普通。本人は「メガネを外すと意外とカワイイ目なのだ」と言ってきかない。 セッション後、そんなフジモトと16時から中華料理屋で酒を飲んで帰宅。
そう言えば、久しぶりにイースタンユースの「感受性応答セヨ」というアルバムを聴いた。いつ聴いても鳥肌が立つ。名盤なので、僕らの音楽が好きな人には是非聴いてみて欲しいです。震えますよ、心が。
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ソルファ解説、その9。「24時」
イントロのアタマに鳴るリフ、Aメロの変則コード、ヤマ&ケンが前にやっていたBメロのアンサンブル。この別々の作業が合体する形で曲の制作は進んでいった。サビは最後に考えた。 和音としてありなのかナシなのか微妙なケンのオクターブフレーズがいい味を出している。そして1回目と2回目のBメロ、メロは同じだがのコード進行を変えてある。こういうのは聴き手にはどうでも良い話なのだけど、作ってる本人としてはコピーするバンドとかを思い浮かべて「コード違うよ、ヘヘヘ」とか思いながら作ったりする。
録音はキヨシをもの凄く狭いブースに閉じ込めて、強くコンプのかかった音作りをした。そして全員で1発録音。ただ、ケンのギターが歪みすぎということで、ケンのみ後日録音をやりなおした。 普段はドラム、ベース、ギターが3人一緒に録音し、その上にウワモノのギターを重ねていくのだが、こうやって4人いっぺんに録音するのは肉体的で非常に楽しい。 サイレンなんかは1発録音では絶対作り得ないので、手法としてどちらが正解というのはないと思うけど、アナログ1発録音に憧れている。
24時。わかりずらいかなと思っていたら、周りに「1番好きな曲」という人が多くて驚いている。
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「イバラギ」って言ったら「イバラキです」と激怒
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2004.12.13[22:11]
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12日。バンプオブチキンのツアーファイナルを観に行った。 2DAYSで幕張に3万人。開演前のステージをチラっと覗かせてもたったが、人、人、人に鳥肌が立つ。
そう言えば、ONAIR-EASTにバンプのライブを観に行ったことがある。丁度、「天体観測」という曲が出た頃だった。あの頃俺はサラリーマンをやっていて、営業の途中でタワーレコードに立ち寄り、この曲のシングルを買って電車の中で聴いた。えらく感動したのを覚えている。詩の中身と現状がシンクロし、聴いたそばから涙が出そうになった。
そんなことを思い出して、勝手に感慨に浸る。半泣き。
13日。免許の更新に行った。 安全運転協会なる場所で印紙を買い、写真を撮影してから警察署で手続きを済ませる。「超」が付くほどのペーパードライバーなので、今回の更新でもれなくゴールド免許を取得。いいのか?俺がゴールドで。
今回の更新で、運転免許証の写真の撮影クオリティーが、どいつの免許を見ても実物より低い理由がなんとなくわかった気がする。それは受付兼事務員兼カメラマンと、受付のおばちゃんに何でもかんでもやらせるからだと思う。 「じゃあ写真をあちらで」って言われて移動したら、同じおばちゃんが「ハイ、撮りまーす」だもの。時給いくらなのかが無性に気になった。 免許の写真はまあまあだったけど、予備の写真はピントが合っていなくて笑えた。
それから、免許の更新手続き後、「アナタは優良運転者なので、教則ビデオを22分観ていって下さい」と言われ、ロビーにていかに脇見運転とながら運転が危ないかという内容のビデオをきっちり22分観る。何故に22分かはよくわからないが、事故シーンで「車に人がっ!」という緊迫した時に名前を呼ばれ、その後が気になって仕方なかった。
個人的にそのビデオのクライマックスは、携帯で電話をしながらと普通に運転している場合を運転シュミレーターを使って調べるという場面。実験後、参加者に感想を聞くシーンが印象的であった。 今時どうかと思うテクノカットの男性が「いやあ、携帯してるから運転が下手になるなんて、絶対ありえないと思ってたんですけど」みたいなことを言っているその後ろに、「WRONG WAY!」という看板がささやかに映っていて、俺はその看板が男性の髪型に対する制作側からのメッセージではないのかと深読みをし、笑いをこらえるのに必死だった。
「今時、テクノカットは間違ってるよ」
偶然だとは思う。
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イカ墨料理の良さが理解できない
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2004.12.12[01:53]
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10日。渋谷でホリエテナーと待ち合わせ。17時に集合予定なのにもかかわらず、17時に家を出発するという事態が巻き起こり、1時間の大遅刻をブチかましてしまった。 お詫びに黒ビールを2杯おごってからAXに移動し、エルレガ−デンのライブを観る。 本当に素晴らしいライブだった。シンペイちゃんの日記に俺がもの凄く酔っぱらっていたみたいなことを書かれてしまったが、興奮していただけなんだけどなぁ。決して、ベロ酔いでなない。
鳥肌が立ちまくった。
その後、六本木に移動してキューンスタッフと飯を食った。そしてPS-Pを貰う。
11日、横浜で大学の軽音楽研究部の忘年会に参加する。 後輩はバイク好きが多くて、やれゼファーがどうだのハーレーがどうだので全く会話についていけず。しょうがないので読みかじったヤンキー漫画のキャラクターの話で茶々を入れたのだが、その話題ですら後輩のほうが詳しくて撃沈する。 バイクとは一生縁がないと思っている。
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ソルファ全曲解説。その8。「RE:RE」
この曲は山梨での合宿時、煮詰まった状態が何時間も続いていたときに山ちゃんがポロっと弾いたコード進行から発展させて作った。山ちゃん的には、前々から考えてあったコード進行であったらしく、「だったら早く出せよ!」という話だよなと今更思う。
その山ちゃんが持って来たコード進行をイントロやAメロ、間奏、アウトロに使い、それに俺がサビをつけるかたちで作業は進行した。パワーコードのバッキングは厚みが出て良いのだが、ソルファでは必要以上にパワーコードを使わないという約束事がケンスイと俺の中であったので、キーとなるローコードを延々ゴリ押しで弾くという方法を選択した。これがかなりアタリだったと思う。
合宿は俺だけ朝10時に起きてスタジオに入り、この曲のサビをずっと考えていた。他のメンバーはというと、毎晩3時まで酒を飲みながらごっつええ感じのDVDを観て、昼過ぎに起きてくるという状況であったが、逆にひとりでスタジオに入れる時間をもらえたので、こっちとしては好都合だった。
歌詞についてはコンセプトを早めに決めたものの、仮歌の語感を損なわずに歌詞を書くのが非常に難しかった。「った」か「って」でなくてはならない部分が特に。
ちなみにサイレン#には電車が出てくる。そしてラストシーンは線路沿い。RE:RE:は高架下と一応それぞれが持っている景色が繋がるように詩を書いた。そういうことをイメージしながら聴いてもらえると、もう少し広がると思います。
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タイヤキを何年も食べていない
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2004.12.10[00:40]
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7日、休み。 ツアーのTシャツのデザインを行う。イラストレーターやフォトショップを駆使する。久しく使っていなかったので、かなり手こずりながらも3パターン、4種類のTシャツのデザインが完成。 バンドのTシャツは良くも悪くもそのバンドのセンスが現れ出ると思っている。あまりの忙しさにスタッフ任せになっていた物販グッズだが、来年のツアーからはインディーのときのように自ら制作することにした。
メジャーに行っても自分で出来ることは自分でやる。 音楽以外はスタッフに任せ、音楽のみに集中しようと思ってずっとデビュー以降活動してきたが、やっぱりバンドにまつわるすべての事柄にもっとエネルギーを使うことにした。純粋にそのほうが楽しい。自分達でバンドを転がしている感覚がもと強くなる。とは言いつつもスタッフの力を相当借りないとできないのだから、良いスタッフにめぐり会うのもバンドにとっては大切なことだ。その点、アジカンは恵まれている。
Tシャツ、結構いい感じなんでお楽しみに。
8日、取材&マザーミュージック。 エルレガーデンの細美君を迎えたMMはとても楽しかった。先週の緊張ぶりとは打って変わって、ナナイロの打ち上げのようなトークだった。しかし細美君は若い。老けない理由を知りたい。
不思議を発見したい。
9日、取材。 渋谷陽一氏、田中宗一郎氏と濃いインタビューを2本も立て続けに行うと、正直言って疲れる。特に渋谷氏はベテランだけあって質問が深いし、まるでカウンセリングでも受けているような内容になってしまってタジタジだった。「カウンセリング料をくれ」と笑いながら言う渋谷氏。手強い。 田中氏は単純に話がおもしろい。だが油断していると意地悪なことを聞いてくる。それはそれでスリリングで良いインタビューだったように思う。
ぴあの撮影とインタビューを最後にやって、これで今年の取材はすべて終了。 一体、何本のインタビューを受けたのか、考えてみると気が遠くなる数だ。本当にもの凄くきつかった。写真とられながら、この時間を作曲とかリハーサルに使えたらなと何度思ったことか。 でも、取材が一本もなかったらないで寂しいのだから、「矛盾してるな」と自分でも思う。
ソルファ解説。 なんだかんだ忙しいので、再開までもうしばしお待ちを。
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アイダホって響きが気に入った
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2004.12.06[18:55]
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5日、日本武道館。 武道館には魔物が居るといっても、「所詮は自分次第、魔物が居るなら自分の中」と思っていたらギターの弦切が切れたりジャックが抜けたりと、普段はまずありえないハプニングに魔物の存在を感じた。 最終的には魔物と握手できたと思う。
最高の夜だった。
あれだけエネルギー燃やして、「朝まで酒飲む体力が残ってるわけがあるかよ!」ということで、日付変更とともに打ち上げは終了。
そういえばツアーで日本に来ているファラーという、僕らが大好きなイギリスのバンドがライブを見に来てくれて、しかも結構気に入ってくれたみたいでメンバー一同喜んだ。言葉が通じなくても話になるから音楽って良いよなと思う。 前にも書いたが、ファラーの「ME TOO」ってアルバムが素晴らしいので、外資系のレコード屋で探して聴いてみて下さい。良いよ、本当に。
6日、休み。 マネージャーから今週のスケジュールがメールで送られてくる。「全然オフじゃないじゃんっ!!」という内容だった。
今日から一応、来年のツアーまでアジカンはオフってことなのだけど、ラジオが毎週あるし、原稿もあるし、来年のツアーのグッズのデザインを全部やると豪語してしまったし、勿論曲も作りたいしということで、休みの感覚が全くない。
忙しいが充実している。
ツアーは終わったが、やりたいこと、やりたいことがあるからこそやらなければいけないことがたくさんある。アジカンも俺もまだまだこれから。しばらく地下潜伏。いろんなモノを研ぎ澄ませて、来年もさらにガッツリやる。
ヘルシア緑茶、苦すぎ。
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つまらない質問だなぁ
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2004.12.05[01:06]
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4日、休み。
結局のところ、何を求められようが俺らは音楽を作って演奏すること意外できません。極論だけど。 つまらない質問に応えてくれた人はありがとう。だけどもその「期待」に応えるために音楽をやっているわけではない。
俺は俺の冴えない日常を変えるためにバンドをやっている。 そしてその俺のエゴの固まりみたいな表現がが誰かのエネルギーになってくれたらと思う。
最近、どうもいらんことを日記に書き過ぎた。 掲示板っていうのは直接リアクションを貰えるのが嬉しいけど、正直言って反響でかすぎて凹むこともある。 でも、思った事をこれからも書くので、討論とかジャンジャンしてやって下さい。
ただ、掲示板も日記もただの情報の一部。世界のずべてを現しているわけではないので、ハマりすぎないようにお願いします。 俺やあなたが目で見たり、感じたものが一番大切なんですよ。
武道館、燃えます。
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キレ、コク、香り、渋山貴光
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2004.12.04[00:30]
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12月1日、横浜戻り。 夜はマザーミュージック。西田尚美さんがゲストで「ガッチゴッチゴチ」状態に陥り、かなり緊張してグズグズのラジオになってしまった。ケンスイは逆に興奮したのかテンションヌの高い男になっていた。対照的。 西田さんは素敵な人だった。そして、綺麗で音楽が好きなお姉さんが欲しいなぁと中学生の頃に良く妄想していたことを思い出した。綺麗なお姉さんのいる友達とかが妙に羨ましかったし。 西田さんだったら完璧だな。
放送終了後はスタッフが用意したシャンペーンで乾杯したり、プレゼントを貰ったり、酷く締まりのない顔で写真撮影をしたりする。誕生日を祝ってもらうというのは幸せなことだ。 ありがとう。
2日、休み。禁煙開始から1年がたった。 昼間はギターを片手にPCに向かい、新曲のデモ録音。新曲っていうか、新ネタ。
その後、渋谷にMO'SOME TONEBENDERのライブを観に行く。知り合いのミュージシャンが沢山いて見られたら恥ずかしいなと思いながらも、かなり激しくノる。独自なヘンテコなダンスを空きスペースでかます。 本当に素晴らしい演奏で自然に体が揺れた。ただのいち音楽ファンとなってストレス発散。 良くライブに行くのだが、ライブハウスでは「アジカンのゴッチ」が後藤正文を邪魔して、なかなか純粋に楽しめないことがある。1階とかで見れないことが多いしね。でもこの日は後藤正文のまま1階で思う存分楽しめた。
リュックがなかったらモッシュしに行ったのにな。 モーサムは最高に格好良かった。
3日、リハーサル。 内容は秘密ですが、武道館はちょっとしたサプライズを用意しているので、来られる人はお楽しみに。そのあたりのモロモロをチェックしたり、1コードでジャムり、そして踊り狂ったりしてリハーサルは終了。
前日の日記は、掲示板での批判は覚悟の上です。 表現者なんて所詮エゴの固まり。俺は天使ではない。 飲食店やコンビニの店員ではないので「いらっしゃいませ、いかがいたしましょう?」とは言わない。
29日は嘘でもなんでもなく、このツアーで一番喉の調子が良かった。喉のことでずっとずっと悩んでいて、打ち上げのアルコールも我慢してやっと一番良い状態を作れた。足りなかったものなら自分が一番わかっている。 演奏、ボロクソ言ってる人がいますが、「そこまでは悪くないで」と俺は思う。正直、俺は演奏終了後、喉の調子がやっと戻ったことが本当に嬉しかった。嘘はつかん。
最後にひとつ質問させて下さい。 ロックバンドに何を期待しますか?
ソルファ解説は武道館が終わってからやります。
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早朝日記
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2004.12.01[10:34]
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28日、休み。ドラクエ:ギターの練習が8:2の割合になってしまった。今回のドラクエは面白い。ツアー後にある休み中、ドラクエのせいで「ひきもこり」状態になりそうで心配。ただ、ドラクエがなくても結局ひきこもってギターばっかり弾くのだろうから、結果は同じかもしれないけど。
アウトドアよりインドア派。
29日、大阪。難波ハッチ。 MCというのは曲と曲の間を持たせる為にやっているのではなく、俺にとってはちゃんとお客さんとコミュニケーションをとる大切な時間になっている。MC無しなら無しでも出来るけど、やっぱり来てくれた人とコミュニケーションをはかりたいし、そのコミュニケーション自体によってどんどんテンションが上がるし、演奏にもフィードバックされていく。 こういうアクションとリアクションの循環が良い日は何時にも増して最高の夜になる。
プロとしてこういうことを言うのはどうかと思うのだけど、最近、間の悪いかけ声やMCを遮って話しかけてくる人が増えた。 名前を呼ばれるのは絶対ダメとは思わないし、実際、ケンスイとかは「もうやめて!」ってくらい海外アーティストの名前を連呼していたし、興奮してワーっとなってるのはむしろ健全だし嬉しく思う。だけど、MCを遮ってまで話しかけられたらテンションが下がるし、コミュニケーション不能状態に陥ってしまうよ、本当に。
「そんなんに左右されんと、ガッツリやれや!プロなんやし。」というのが最もな意見だし、俺もそうありたい。 でも俺はその日その場所でしか会えない人とガッツリ音楽を介してコミュニケーションを取りたい、そして、「気持ち」とかに言うと陳腐かもしれないが、見えない何かを行ったり来たりさせたい。それゆえに、お互いの精神的な距離を縮めるのに、MCの時間というのは大切だと思っている。
お互い1歩ずつ踏み出してやっと手の届く5メートル。その手が繋がった時がコミュニケーション成立です。 それをライブでやりたい。
30日、難波ハッチー。 メンバー、スタッフ、観客、すべてが良い方向に絡み合う素晴らしい夜だった。毛穴から汚いものがすべて流れ出るような、そういう感覚。 手品が思ったよりウケなかったのが残念。
武道館に向けて、もの凄く良い感覚をつかめた。ありがとう。 確実にアジカンはバンドとしてワンステップ上がった。ツアー中、いろいろなことに悩んだりもしたけど、こうやってバンドは転がって行く。
ロックンロール。
というわけで、武道館、来年のツアー、今の「今」より良いバンドになって会場まで転がって行くのでよろしくです。
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