(Sasaki Shiro / Sakama Daisuke)
Produced by Mr.Drunk
Mummy-D「アルバムの一番最後に作った曲だね。ドラムが始めからああいう音だったから、ヴォーカルもディストーションかけちゃって、バリバリの感じで。“ライムスターイズインザハウス(LIVE)”からの繋がりみたいなのもあって……コレはもう明確なヴィジョンがあったよね。宇多丸にも『こうやってラップして』って伝えてあったんだよ。ヒップホップのアルバムってさ、大体イントロが長くて大袈裟な音とかが入ってさ……なんか飛ばしちゃったりするじゃん? そういうのはもうウザいから毎回頭では変なことやろうと思ってて。『ウワサの真相』のときにはいきなりアカペラからやったから、今回は曲としてバーンと始まって、あっという間に終わっちゃうみたいなのがイメージとしてあったんだよね。この曲は書いてて面白かった。Jinの反応も良かったし、そういうときは大体間違いがないんだよね。今はラップ書くのがすげぇ楽しくてさ」
宇多丸「コレをイントロにしょうっていうのは結構早い段階からあって。いきなりラップから始まるとか、Dの中ではちゃんとしたヴィジョンがあったみたいだね。フロウとかライミングの指定もあったし。コレのリリックは全く苦労しなかったね。やっぱり、縛りが多い方が書けるんですよ。フロウを同じにしようって決めてから、その中で言いたいことっていうのは、一応最後に録る曲だから『グレイゾーン』とはなんたるかを改めて言っておきたくて……結局、アルバム全体を見通しているような曲になったね」