10/29(金) YUKIさんのレギュラー番組 J-WAVE「OH! MY RADIO」にゲスト出演した時の様子をレポートします。
M…中島美嘉 Y…YUKI
Y「ロッキン・ホース、履いてるね」
M「履いてます(笑)」
Y「これでライブをやっているでしょ、キミ!」
M「やりましたね」
Y「しかもロッキン・ホース、結構味が出ているね」
M「もうずっと履いてる。でもこれでもキレイに保っているつもりなんですけど」
Y「あの〜、(靴の)後ろ底張りした?」
M「してないですねえ」
Y「それさぁ、結構わたしも好きだから持っているんだけど、後ろの方が削れてこない?」
M「あっ、もう削れてますよ」
Y「でも、まだ一回も補修してない?」
M「してないですね」
Y「でも削れてる〜」
Y「そう、ロッキン・ホースってね、ヴィヴィアン・ウエストウッドの靴なんですけど、美嘉さん、最近その靴をよく履いてて」
M「そうなんですよ、今日も」
Y「じゃあ、もう毎日それを履いてる?」
M「もうほとんど、そうですね」
Y「あっ、その指輪も?」
M「そう、そうですね」
Y「いつぐらいから好きになったの?」
M「16ぐらいから好きですね。でも買えなかったんです」
Y「だって高いもん」
M「ハハハ、ロッキン・ホースはもうとんでもない」
Y「ほんとそう。今はその一足大事に?」
M「大事に。これは一番最初に買った一足で、やっぱりそれをずっと履いていますね」
Y「そうだよねぇ。わたしもその黒の革の、足首くらいのちょっと上ぐらいまであるやつ、わたしもよく履いているですけど、  本当は今日、履いてこようかなと思って・・・」
M「ホント?(笑)」
Y「美嘉さん、絶対履いてくるなと思ったんで、やめました」
M「ハイ」
(中略)
Y「ライブは中島さん結構、テレビで拝見する限りでは足は裸足だったんだけど?」
M「そうです」
Y「じゃあすごいね、釘チェックだね」
M「あ〜、そう。でももうあまり気にならなくなってきて、足の裏が強くなってきて」
Y「厚くなってきた?」
M「ある程度痛くても、もう平気」
Y「子供みたい〜。 そう、それで中島さん、こないだわたしのライブにね、チラッと来てくれて、どうもありがとう」
M「いえいえ、もう本当に楽しかったです」
Y「あっホント? どの辺にいたの? 見えなかったの。探したんだけど」
M「上の・・・、探したんですか?」
Y「結構探したよ。中島さんが来ていると思って」
M「アハハ。上の3列目くらいにいたんですけど。うん、端っこの方に」
Y「あら。それは穏やかじゃないわ」
M、Y「アハハハハ」
Y「ね、帰りにちょっとね、楽屋でちょっと会うぐらいだったんだけど」
M「そう。もうあの後、上がりに上がりすぎて・・・」
Y「いいね」
M「うん、カラオケに・・・」
Y「いいね」
M「二人で、友達とね、行って、歌いまくってましたね」
Y「パチパチパチパチ(拍手)」
M「YUKIオンパレードで」
Y「すいません、ちなみに何時くらいまで」
M「覚えてないくらい・・・」
Y「アハハハハ(爆笑) えっ、でもわたし、聞いたけど、お酒がほら、飲めないらしい・・・でしょ?」
M「飲めないですねぇ、はい」
Y「今ハタチくらいだっけ?」
M「21です」
Y「21でしょ〜、あんまり好きじゃない?」
M「そう、お酒がねぇ、あんまり好きじゃないんですよねぇ」
Y「ちょっとは飲めるんだけど・・・?」
M「飲めることは飲めます」
Y「じゃあ、シラフで朝まで?」
M「いますよ、余裕で、アハハ」
Y「余裕なんだ、ちなみに何歌ったんですか、そのとき」
M「えっ〜、もう覚えてない。演歌からなんでも歌っていた気がする」
Y「演歌って。あっ、演歌までいくんだ?」
M「いきますよ」
Y「すごいねぇ」
M「道を間違ったかな、ってくらい、演歌だったら張り切って歌えるんです」
Y「アハハハハ、今からちょっとじゃあ美嘉さん、演歌もアリかも?」
M「そうそうそう、本気でねぇ、本気で話はしてみたんですけどねぇ〜」
Y「ほぉ〜、いいかもね。ちょっと聞いてみたい気がしますね。今度カラオケ・・・」
M「あっ、もうぜひ!(笑)」
Y「ノンアルコールで」
M「はい」
(中略)
Y「ニュー・シングル"LEGEND"のビデオを見せてもらったんだけど、あの胸が貝なのがすごい可愛かったぁ〜。  あれ、胸、貝だよね?」
M「貝なんですよ。ものすごい辛いですよ。あれ着るの」
Y「なんで? どう辛いの?」
M「カチッカチだから、全体的にもう」
Y「固いんだぁ」
M「あれ本物の貝なんですけど」
Y「マジで〜」
M「アハハハハ、嬉しそう〜」
Y「あれカッコイイよ、すごいよかったよ。やっぱ、人魚だからだと思って。あっ、本物なの?」
M「あそこだけが本物で。あと、なんかすごいいろんな接着剤みたいなもので、いろいろついているんですよ。 だから、固いんですよ、全体的に」
Y「あっ、そうなんだぁ〜」
M「苦しくて・・・」
Y「フフフフフ、あれ、苦しいかも」
M「苦しいですよ」
Y「苦しいけど、すました表情でみたいな」
M「本当に。汗かいて」
Y「なんかね、ほら、いつも服がおもしろかったりするから、わりと作っているのかなって思ってたんだけど、 じゃあ、今回も作りで?」
M「いや、あれは有り物で」
Y「あっ、あるの?」
M「あったらしいですよ」
Y「ホント〜?」
M「知りたいですか?」
Y「かわいい〜(笑) えっ、知りたい。あれ、今回誰だったの? スタイリスト。ラジオで言わなくてもいいようなこと聞いて・・・」
M「毎回一緒の人ですけどね〜」
Y「えっ、あれかぁ、FEMMEの・・・」
M「渡辺さん」
Y「うん、うん、わかる、わかる」
M、Y「アハハハハ」
Y「彼が持ってきてくれて?」
M「そうそうそう」
Y「そうなんだぁ。いつもすごくおもしろくって〜」
M「ありがとうございます」
Y「ビデオ、すごい綺麗だった。やっぱ人魚だったんだよね、きっと?」
M「そうですね、そういうイメージでいろいろやってくださったみたいですね」
Y「たとえば、そういうビデオクリップを作るときに、"ちょっと美嘉ちゃん、こういうのなんだけど、どう思う?"とか、  そういう話をするの?」
M「そう、一応最初にしますね、話は」
Y「で、この曲は美嘉さんの作詞だよね? この詞のイメージとか伝えて・・・」
M「うん、そうですね、伝えて。でも、監督さんとかは何度かやってもらってるんで最初にもう、向こうのイメージで  一旦作ってきてもらって、絵コンテみたいなものを。それで話していく」
Y「わたしが一個だけ、なんか面白いなって思ったのは、ガラス越しに女の子が見ているんだけど、  あれはイメージとしてはなに? なんか・・・」
M「飼われているみたいですね」
Y「飼われているっぽいよね。あれがね、すごいエロいと思った」
M、Y「ウハハハハ(大爆笑)」
Y「美嘉さん、ちっちゃい〜みたいな」
M「そうそうそう。あれ、頑なにやりたいって言ってて」
Y「あれ、面白いよね」
M「ありがとうございます。よかった」
Y「すごくおもしろく見させていただきました。で、まだデビューして3年なんですね」
M「そうです。もう全然まだペーペーで」
Y「(笑) またまた、よく言いましたよ、お姉さん。音楽的にも常にいろんなチャレンジをしている中島さんですが、  今回はYUKIの"OH! MY RADIO"、この3年間を音楽的な視点からアカデミックに振り返ってみたいと思います。  まずはデビュー当時のこんなお話から。忘れちゃいけない記念すべきデビュー曲の"STARS"。これ、見てました、ドラマ」
M「えっ! ホントですか?」
Y「マジでマジで」
M「いやぁ〜、いやとか言っちゃいけない」
Y「美嘉さんからはどうなの? 急にドラマで、しかも主題歌も歌って」
M「いやもうねぇ、何を考えているんだろう?って思いましたよ、最初は。だって、その辺で歩いている子を連れてきたような  もんじゃないですか?」
Y「うん、まぁ最初はそうだよねぇ」
M「演技も全く経験がないし、それで台本を渡されたらすごい自分の役の名前がいっぱい出てくるから、台詞が。  ちょこっとだけだと思ってたんです。それまで知らなかったんですよ、あんなにいっぱい出ることを」
Y「そうなの?」
M「うん」
Y「うん・・・」
M、Y「アハハハ・・・」
Y「この人、大物だわ、やっぱり」
M「違う・・・」
Y「知らなくてなんか・・・、ほんと?」
M「あのね、わたしだけ知らなかったんですよ」
Y「アハハハハ・・・。それどうなの?」
M「うん、まわりは一緒にオーディションを受けた子たちはみんな知ってたみたいで。だから逆にプレッシャーがなく、  やれたみたいなんですよ」
Y「じゃあ今は感謝だね、きっと。そういう"ちょっと・・・、中島には言うな"みたいな」
M「ということか、言い忘れていたんでしょうね、単純に」
Y「多分ね、単純にそうだと思うんですけど」
M「ウフフフフ」
Y「それでごめん、わたしの感想は"なに、この人?"って思ったのね。まずすごい華があるから、  直接見たことないけど、"あっ、この人すごい華あるな"って。やっぱり、なんか画面に映ったとき、華ってあるよね。  華があるってすごい大事だから」
M「あっ、そうなんですか? ありがとうございます」
Y「うん。美嘉さんって朝まで演歌を歌っているようにはちょっと思えないくらい・・・(笑)」
M「あちゃー。アハハハハ」
Y「そうだ、実はこの頃、ソニーですれ違ってて。あのね・・・」
M「あっ、あっ、あっ・・・ わかります、わかりますよ」
Y「ウソ〜」
M「エレベーターです」
Y「そう、エレベーター」
M「全然わかってたんですよ、でも・・・」
Y「うそっ、わかってたの?」
M「わかってたんです」
Y「うわぁ、ショック! 話し掛ければよかった」
M「いや、違います。でもこれはいきなりなにか話すのもなあと思って・・・」
Y「そうなんだぁ」
M「そう・・・。で、やめたんですよ、わたし」
Y「あのときのこと、覚えてる? なんか女性のスタッフが乗ってて、わたしはマネージャーと乗ってて。  そしたら、その女性のスタッフが、そのとき相当美嘉さん忙しいときだったと思うんですけど、  "かわいそう。わたしが代わってあげたいわ、美嘉ちゃん"って言われてて・・・」
M「アハハハハ」
Y「そしたら美嘉さん、目も見ないで、"いや、今休むわけにはいかないっすから"・・・」
M「アハハハハ・・・(大爆笑)」
Y「"わたし今、休むわけにはいかないっすから"って言ってた(笑)」
M「アハハハハ、いやだぁ〜、わたし、ホントに? ひどい〜」
Y「それで、うわぁ中島さん、すごっ、わたしすぐ隣で聞いてて"すげぇな、さすがだな"って思って・・・」
M「違う・・・。で、これ気付いたのは、たぶんもう降りる直前くらいで・・・」
Y「そうだったんだ」
M「あっーって思って、YUKIさん、なにか持っていらっしゃったのに気付いて・・・」
Y「忘れたんだけど」
M「バインダーみたいなものを持ってて・・・」
Y「うんうんうん、それ、マネージャーの方じゃない?」
M「違うよ〜」
Y「あたし、中島さんがストールをしていたのね、すごいカワイイ、レインボーカラーのストール・・・」
M「ああ〜(笑)」
Y「覚えてる?」
M「してましたね」
Y「あれしてて、かわいいなぁと思って・・・。えっ? じゃあそのときはもうわたしのことわかってたってこと?」
M「わかってましたよ〜」
Y「よかったぁ〜。ここでなんか一個解けた。すいません、次行きます。  えっと、2002年8月に発売されたファースト・アルバム『ツルー』・・・」
Y、M「アハハハハ・・・(笑)」
M「『ツルー』・・・ まぁ、似たようなものですけどね(笑)」
Y「『ツルー』が・・・ (言い直して)『TRUE』が初登場1位を記録、すごいね」
M「ねっ、なんででしょうね」
Y「どんな感じでした? このとき?」
M「もう必死ですよね。なんか、うーん、覚えてないですね、あんまり」
Y「あー、振り返ってみてどう? そのときの自分のこととか、・・・まぁ、まだちょっと振り返るのも短いけど」
M「そうですね、うん」
Y「もう全然ガムシャラ?」
M「うん。だって、わかんないですからね、やり方とかが全く。だから、わたしはまだそうなんだけど、学んでいる段階。  そのもっとずっと学んでいる頃じゃないですか? 今ももちろんそうだけど。だから、なんかねぇ、自分らしさとか  そういうことをずっと言って、自分に言い聞かせていたんだけど、そんなことわかんなくなっちゃうんですよ」
Y「ウフフフフ・・・。もういろいろやっているとね、毎日毎日ね。そういう状態にあるときなんだね」
M「そうですね、うん」
Y「で、ここからどう行くんでしょうか? そして時代はちょっと飛ぶんですけど、"Love Addict"。ここになるともうジャズなんです。  "ズージャ"、ですよ」
Y、M「アハハハハ・・・(笑)」
Y「このときくらいはどうだった? もうだいたいなんとなく自分の・・・」
M「そう。チャレンジをすることが楽しくなってきた」
Y「だいぶん、この世界にも慣れて・・・」
M「うーん、慣れてはいないけど。前よりはそうですね」
Y「こういう新しい曲をやるのも・・・」
M「そうですね、うん」
Y「じゃあもう歌うときもワケわかんない状態ではなかった?」
M「そう。わかんない状態ではなかったんですけど、難しすぎてちょっと・・・おかしくなったんですよ」
Y「アハハハハ・・・(笑) いつもおかしくなってるんだ?」
M「そうそうそう。全体的にいっぱいいっぱい」
Y「いいね、そのなんかいっぱいいっぱいな感じは伝わるけれど・・・」
M「アハハハハ・・・(笑)」
Y「がんばってんな、みたいな。でもね、最初の"STARS"のときからそうなんだけど、蓮の花はずっとイメージであるよね?」
M「ありますね」
Y「あれはわたしわかんなかったんだけど、なんだろ、美嘉さん好きなの?」
M「そうですそうです。好きなんです」
Y「それはいつぐらいから?」
M「なんかもう気付いた頃にはすごい好きだった」
Y「へぇ〜」
M「でもちっちゃい頃に"好きな花は?"って聞かれて、"蓮の花"とは言わないけど、ずっと気にはなってた」
Y「そうなんだぁ。でも、なぜ好きなのかとかそういう理由は?」
M「まったくわからないです」
Y「漠然と・・・。で、写真集も出されているけど、Tバック付きで。知ってますか? 黒のTバック付きなんですよ。あれ、  美嘉さんが全部履いたのをこう・・・アハハ」
M「そうそう一回一回・・・」
Y「一回一回履いてね・・・」
M「大変ですねぇ、それ。フフ」
Y「アハハハハ・・・(笑) あの写真すごいよかったです」
M「ありがとうございます」
Y「う〜ん、おもしろかった。次行こう。え〜っとね、これが"接吻"、オリジナル・ラヴのカバー曲ですけど、これ、ラヴァーズで」
M「はい」
Y「これ、レゲエってどうでした?」
M「最初はかなり抵抗ありましたね」
Y「あんまり聴いてきたものではなかった?」
M「なかったから、全くわかんないけど、なんか歌うと楽しいですね、レゲエって。なんかこう、気分が・・・うん」
Y「踊ったりとかは好きなの? ライブ・ビデオを見ているとわりと結構"ワァー"って踊ってたけどね」
M「踊りじゃないですね」
Y「アハハハハ。なんかちょっとね・・・」
M「あれね〜、ホント、なんでいつの間にああいうことが身についたのか自分でもわかんないんですよ。  しかもリズムに合ってないらしいんですよ、うん、これが」
Y「アハハハ。うん、ちょっとおもしろい動きだよね?」
M「そう。よく言われるんです」
Y「いいと思いました」
M「どんどんリズムからずれていくのに、一応ちゃんと歌はうたっているですよ」
Y「うん」
M「意味がよくわからないです。フフフ」
Y「ウフフフ・・・。うん、でも歌ってた。多分ね、もう歌をうたうのが普通なんだろうなと思った。なにをやってもねー、  中島さんの歌になってるもんね、すごく」
M「ありがとうございます」
Y「では次。こちらつい最近ですねぇ。葉加瀬太郎さんプロデュースのミニ・アルバム『朧月夜〜祈り』。 葉加瀬さんとはどういう繋がりで?」
M「このアルバムで知り合ったというか・・・」
Y「これで初めて?」
M「初めてお会いして、うん」
Y「そうなんだ。どんな方ですか?」
M「おもしろい方ですね。普段は・・・」
Y「あっ、ほんと? コマネチ!っとかやるの?」
M「もうやっちゃいそうな勢いですよ、うん」
Y「あっ、そういうギャグ系?」
M「うん、全然やっちゃう感じですよ」
Y「ちなみに中島さんはコマネチ!っとかやるほうなの?」
M「やれないです」
Y「ウハハハハ・・・(大爆笑)」
M「やれない・・・、やれないけどやりたい願望はあります」
Y「ありますね。おもしろいね。ありがとうございます。葉加瀬さんプロデュースで、ライブも夏に。 これはどういうふうな編成だったのかなぁ?」
M「すごい天才たちの集まりのなかに、ポツンと投げ出された感じでした」
Y「アハハ。あっ、どうなのかな? ライブは結構やってるほう?」
M「えっ、そんなにやってないと思いますよ」
Y「じゃあ葉加瀬さんたちの天才たちのところにポンっと投げ入れられ、もうこれをやるしかないと?」
M「もうやるしかない。うーん、痛かった」
Y「プレッシャーも・・・、でも中島さん、プレッシャーには強そうですけどね」
M「あー、どうなんですかね、そうなのかな。でも、最後の方はすごい楽しくなって、よかったんですけど」
Y「へぇ〜」
(中略)
Y「共通の友達がいるんだけど、中島さんの結構昔の話とか中島さんの話を聞いたらおもしろくって」
M「どんな話をしているんだろう?」
Y「なんか〜、なんだっけ、福岡に行って、なに、苦労話みたいな。ウフフ」
M「アハハ・・・」
Y「ていうか、オーディション、結構受けているんですよね?」
M「そうそう。歌以外のオーディションはいっぱい受けているんですよ」
Y「ねぇ〜。それで、落としている人たちを今から殴りに行く?」
M、Y「アハハハハ」
M「ねぇ〜」
Y「どうだろう、そんときは、だって落ちてて、悔しくはないの? 悔しいよねぇ?」
M「それがね、そうでもなかったんですよ」
Y「あっ、なんだそりゃ。ウフフ、じゃあなんか"受けてみようかな"みたいな?」
M「受けるには真剣に受けるんですけど、もう落ちたものは仕方ないから、それより先に行きたかったんですよ。  落ち込んでる場合じゃない、先行け、先行け・・・フフ」
Y「中島さん、結構アツい、アツいね。結構なんかすごい・・・、詞も読んでもそうだけど、ちょっと真面目に・・・」
M「真面目に生きてますよ、わたしは」
Y「ねぇ、一本気だねぇ。アハハハハハ」
M「もう硬派に」
Y「硬派だねぇ。なんか・・・気に入った。あっ、しかもねぇ、ライブのDVDを見たんだけど、えらい!っと思ったのが、  MCが入ってて、"どうも、中島美嘉です"みたいな・・・」
M「アハハ」
Y「すごい男気溢れる・・・」
M「アハッ」
Y「一本気がなんか・・・」
M「必ず"気合で"って言い過ぎて、もうほとんどカットされて・・・」
Y「アハハハハハ」
M「毎回、MCのたびに"わたしは気合でやっています、気合でやっています"って言い続けて、 "もう、一回でいいよ"みたいな・・・うん」
Y「アハハハハハ・・・。それでメンバー紹介もすごい力が入ってて・・・」
M「アハハハハ・・・(手を叩き、大爆笑)」
Y「すごいんだよね。(力を込めて)金原千恵子ストリングス!みたいな」
M「アハハハハ、そうそうそう」
Y「(再び力を込めて)ドラムス、刄田綴色!みたいな」
M「アハハハハ」
Y「ビシ、ビシッーとしてますよね」
M「ビシっとやらないとと思って」
Y「ほぉー、そこがね、すごい素敵だなと思って・・・」
M「でも、って全然関係ない、繋がりないんだけど、鹿児島に住んでいるときに、YUKIさんのライブに  一回行ったんですよ、わたし」
Y「ウソォ〜」
M「でも、実はチケットが取れなくて観れず、外から漏れた声をずっと聞いていたんですよ」
Y「ウソォ〜」
M「で、友達でひとり大ファンがいて、その子なんか泣きながら聞いてて、外で」
Y「そうなんだぁ」
M「で、YUKIさんが後ろから出てくるのを見に行って、トラックの荷台に入っていったところを見たんですよ」
Y「トラックの荷台???」
M、Y「アハハハハ」
M「入らなかった?」
Y「入らなかったと思う」
M「違う人を見て、喜んでた? "いたよ〜"って喜んでいたのは違う人だったみたい・・・」
Y「あっ、なるほど〜。すごい、じゃあその頃美嘉さんは鹿児島で友達とライブを観に行ったりとか?」
M「そうそう。まぁ、行ったというか、外から盗み聞きをしてたっていう・・・」
Y「最近は・・・普段はお休みとかでライブとかは?」
M「行けるものは行きたいなって思ってますけど、うん」
Y「あんまり、外に出るタイプではない? うちの方が好き?」
M「というわけでもない。思い立ったら、うん、すぐやりたい人だから、すぐ欲しいものがあったら買いに行ったりとかはする」
Y「そこが一本気なんだ」
M「ウフフフフ」
Y「これ、美嘉これ、みたいな?」
M「アハハハハ、そうそう。頑固は頑固です」
Y「頑固そう、アハハ。いや、でもこんぐらいじゃないと、みなさん聞いてますか、スターになれないんですよ。」
(中略)
Y「最初にヴィヴィアンのロッキン・ホース、ずっと好きだって言ってたけど、こないだロンドンに行って?」
M「はい」
Y「ねぇ、お洋服、いっぱい見てきたんじゃないかな?」
M「もうヴィヴィアン巡りをしてきたんです」
Y「いいねぇ、ワールズ・エンド行った?」
M「行きましたぁ。もう〜ねぇ」
Y「もうすごくあそこは好きでね、ロンドン行くたびに行ってたんだけど、収穫はあった? たくさん買えた?」
M「もう、そうですね。でも古着屋をどっちかというとメインに買い物をしてたんで・・・」
Y「そうなんだぁ。あっ、古着も好き?」
M「昔のヴィヴィアンが置いてある古着屋さんを調べてもらって・・・」
Y「そっかぁ。どんくらいだった? 結構高かった?」
M「アハハ」
Y「日本と較べてどうだった、ロンドンと?」
M「あっ、モノによるんですけど、古着屋の方がもちろん高い」
Y「そうだよねぇ」
M「普通の方だと日本よりやっぱり安かったんですけどねぇ、気のせいかな?」
Y「いや、多分安いと思う。うーん、少しアタシも行きたいんだけどね〜。最近まぁ、行けないんだけど」
M「いっぱい時間がないとやっぱ行けないですもんね」
Y「行けない・・・。それもお仕事だったのかな?」
M「一応、仕事で」
Y「仕事も絡んで・・・。で、その友達から聞いたんだけど、お洋服すごい好きで、スタイリストにもなりたいくらい好きだって、  聞いていたんだけど」
M「そう、スタイリストはなんか、でも、こうやって仕事を一緒にしていると大変そうだから、もういいやっていうか」
Y「ああ〜、あんなのヤダなって」
M、Y「アハハハハ」
M「ひどい〜、どっちかっていうと、という意味で・・・」
Y「あんなのって言うな、わたしも、ウフフフ」
M「大変そうだなと」
Y「大変そうだよ〜、すごく。着せてもらおうよ」
M「うん。その方がいい」
(中略)
Y「今後、なんかこんなこと、美嘉はやってみたいわ、ウフフフフ、やってみたいわ、ありますか?  別に音楽以外でもいいんですけど」
M「ないんですよね〜、全然」
Y「なにもない?(笑)」
M「楽しみなんですよ、わたしも。これからなにが来るのかっていうのを楽しみに待っている感じですね」
Y「なるほど。でもね〜、そういう感じでいると、まわりが結構中島さんで遊んでくれるから〜」
M「あ〜、そうね〜、そうねって(笑)」
Y「アハハハハ」
M「すいません」
Y「おばちゃんみたいになってて、そうね〜」
M「そうそう。でもそれを楽しみに」
Y「ねぇ〜。そうだよね。なんかわたしだったら中島さん、こうするとかさぁ、そういう人が結構ね〜、きっとまだまだいっぱいいると  思うんで、うん、そういうふうに遊べる人なんだろうなぁと思います。あの〜、さっきもライブのDVDを わたしも見させていただいたんですけど、あの〜、ロッキン・ホースでずっと、あの奇妙な動きを・・・」
M、Y「アハハハハ」
M「そうそうそうそう」
Y「あのライブの感じとかすごくおもしろかったんだけど、ああいうライブの構成というか・・・。あの、バクがテーマに、  今のジャケットとかもそうなんだけど、あのバクは美嘉さんから出てきたの?」
M「はい」
Y「それはどうしてなの?」
M「それはバクは悪い夢を食べるから・・・」
Y「そうそうそう」
M「悪いものをわたしの歌で消化できればという意味も込めて、こう、いいかなと」
Y「素敵です」
M「アハハ。ありがとうございます」
Y「本当に素敵です・・・。あの映像もすごくよかった。オープニングと最後にある、あの〜ブランコに乗って、  バクに乗って、みんなの悪い夢を食べて、どんどんバクが大きくなる。ちょっと怖いぞって思って。最後乗ってちゃうんですよね?」
M「乗って帰りますね」
Y「帰るんだ?」
M「乗って帰るんですよ、はい」
M、Y「アハハハハ」
Y「すごいよかったです」
M「あの、YUKIさんのライブも映像がすごいかわいかったです」
Y「ありがとうございます。じゃあ、朝までノンアルコールで、今度カラオケ・・・」
M「お願いします」
Y「お願いします」
M、Y「アハハハハ」
Y「じゃあ、わたしもちょっと"雪の華"とか歌っていいですか?」
M「アハハハハ、もうどんどん」
Y「ホント、すいません。じゃあね〜、今日はね、中島美嘉さんに来てもらったんですけど、なんか言い残したことないですか〜?」
M「(即座に)ないです」
Y「はい。早い」
M「アハハ、大丈夫です。ウフフ」
Y「メチャメチャ早いよ」
M「ありがとうございます」