アイデン&ティティ/IDEN & TITY
ボブ・ディラン/BOB DYLAN
6月2日発売 コメント:みうらじゅん
日本語詞付 MHCP166 定価\2,520(税抜価格\2,400)

01.マギーズ・ファーム
02.愚かな風
03.イフ・ドッグズ・ラン・フリー
04.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
05.サブタレニアン・ホームシック・ブルース
06.ライク・ア・ローリング・ストーン
07.いつもの朝に
08.時代は変る
09.フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド
10.嵐からの隠れ場所
11.悲しきベイブ
12.我が道を行く
13.雨のバケツ
14.フット・オブ・プライド
15.明日は遠く
16.イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー
17.ウディに捧げる歌
18.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
“ディランの詩は時に優れた格言なんです。人を愛したり、一生懸命生きたり、上手くいかなかったり、どうしようもなく落ち込んだり・・・そんな時の自分に向かって歌うディランがいて、その詩にこんがらがりながらもグッとくるんです。だからこのCDは、ベストとかじゃなくて<みうらじゅん的良いとこ取り>をした詩の世界を自分仕様に解釈しながらまとめたものと思って聴いて下さい。一人でも多くの人に新しい発見がありますように・・・

愚かな風
「息の仕方を知ってるなんて奇跡だぜ」
イフ・ドッグズ・ラン・フリー
「犬が自由に走るなら、どうして僕たちにそれが出来ない?」
時代は変る
「今の1位はあとでビリっかすになる。時代は変わりつつあるんだ・・・」
ライク・ア・ローリング・ストーン
「どんな気がする?誰にも知られないってことは、転がる石のように・・・」
アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
「愛しかない、それが世界を動かしている、それなしでは何も出来ない。だから全ての愛を与えてくれる人がいたら、心して受け取り逃がしてはならない。」
雨のバケツ
「生きることは悲しいよ、生きることはさわぎだよ」
フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド
「人は自分の属さないところへ行ってはいけない・・・道の向こうの家を天国と間違えるな」
いつもの朝に
「君の立場になれば君が正しい、僕の立場になれば僕が正しい・・・」


 1993年、みうらじゅんと『ディランがロック!』と言うキャンペーンを展開。カッチョイーディランを知ってもらうために色々と画策。キャンペーンは盛り上がり、その際に制作したDJコピー『ディランがロック!』(CD2枚組)が人気を呼びます。ただ非売品だったため、それを何とか商品化できないかとアメリカに掛け合います。しかし、漫画のジャケットと言う事で拒否。
1994年にディランは3回目の来日をします。約2週間にわたるジャパンツアーをみうらじゅんと追っかけ、そのツアー中に直談判し再度商品化のアプローチをします・・・が、その時も同じ理由で断わられました。
それから、約十年・・・・
2003年、映画『アイデン&ティティ』のエンディングに「ライク・ア・ローリング・ストーン」が使われることになりました。この機会に原作漫画『アイデン&ティティ』に登場するディランの曲をまとめたコンピレイションを発売したいと・・・11月から始めて04年2月と言う約4ヶ月に渡る交渉の末、ディランからジャケットのOKサインが出ます。当初、10年前と同じように「漫画は好まない」と言って断わられましたが、みうらじゅんのディランに対する深い愛情と若い世代に伝えたいという想いが“神様もに通じた訳です。






1.マギーズ・ファーム
5.サブタレニアン・ホームシック・ブルース


1965年『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』MHCP10003
ロック・サウンドを積極的に取り入れ、深遠な詩などで大きな話題を呼んだ5枚目の作品。

2.愚かな風
10.嵐からの隠れ場所
13.雨のバケツ


1975年『血の轍』MHCP10010
ディランの第二次ピークに生まれた質の高い歌を収録した傑作のひとつで全米1位に輝く。

3.イフ・ドッグズ・ラン・フリー

1970年『新しい夜明』SRCS6161
本来のスタイルに回帰したと歓迎された、バラエティに富み、かつ力強い歌の揃った佳作。

4.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ
7.いつもの朝に


1976年『激しい雨』SRCS6169
ディランがロックしているローリング・サンダー・レビュー・ツアーでの素晴らしいライヴ。

6.ライク・ア・ローリング・ストーン

1965年『追憶のハイウェイ61』 MHCP10004
フォーク・ロック・スタイルの金字塔的作品で60年代のロック・シーンを代表する名盤。

8.時代は変る

1964年『時代は変る』SRCS9239
人種差別や戦争など社会的な問題を正面から取上げ、プロテスト・シンガーたる三作目。
9.フランキー・リーとジュダス・プリーストのバラッド

1968年『ジョン・ウェズリー・ハーディング』MHCP10007
フォーク・ロックからアコースティックに変貌を遂げ話題を呼んだバイク事故後の復帰作。
11.悲しきベイブ

1964年『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』MHCP10002
フォークからロックへの過渡期に制作、自分の愛についての歌など新局面を見せた重要作。
12.我が道を行く

1974年『偉大なる復活』SRCS6165-6
久々のツアーをザ・バンドと行い、新たなアレンジによる歌の変化が素晴らしいライヴ作。
14.フット・オブ・プライド

1991年『ブートレッグ・シリーズvol.1-3』SRCS6811-3
海賊盤でしか、もしくは海賊盤でも聴けなかった58曲を年代順編集したシリーズ第一弾。
15.明日は遠く

1971年『グレイテスト・ヒッツvol.2』SRCS9482-3
ベストながら未発表であった5曲を収め、60年代のディランをまとめた価値ある2枚組。
16.イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー

1998年『ブートレッグ・シリーズvol.4/ロイヤル・アルバート・ホール』SRCS8758-9
後々まで語られる変革期である、’66年イギリスでのパフォーマンスを収録した重要作品。
17.ウディに捧げる歌

1962年『ボブ・ディラン』SRCS9239
ディランが影響を受けたアーティストや音楽への愛着が滲み出る、記念すべきデビュー作。
18.アイ・スリュー・イット・オール・アウェイ

1969年『ナッシュヴィル・スカイライン』MHCP10008
カントリーに大きく傾倒し美声で歌うという劇的な変化が、賛否両論飛び交った10枚目。