世界に先駆けて日本で火がついた、と言うよりも日本のファンが火をつけた、アメリカン・ポップ・ハード・ロック・バンド、チープ・トリック。オリジナル・メンバーは、ロビン・ザンダー(Vo、G)、バン・E・カルロス(Dr)、リック・ニールセン(G)、トム・ピーターソン(B)の4名。六十年代のブリティシュ・ポップ、ハード・ロック、パンクなどをベースにしながら、溢れ出しそうな勢いをコンパクトに凝縮させた彼ら流のロックンロールは、パワー・ポップ・バンドをはじめとして、のちのバンドに大きな影響を与えました。’77年、アルバム『チープ・トリック』でデビュー。日本でまずは火がつき始めます。同年のセカンド・アルバム『蒼ざめたハイウェイ』、シングル「今夜は帰さない」で、日本では完全にブレイク。’79年の『at 武道館』で、やっとその人気が全米にも飛び火し、アルバムは300万枚を売り上げ、一躍アメリカを代表するグループのひとつとなりました。その後もコンスタントにアルバムを発表。’80年にはトム・ピーターソンが脱退し低迷期を迎えますが、’88年には復帰。彼らは今もって現役バンドとして活動を続けており、’04年にはエアロスミスとツアーも行いました。 |
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