ブルース・スプリングスティーン驚異の7枚組『ザ・リバー・ボックス』発売!
『ザ・リバー』発売35周年記念。4CDに52曲、3DVD(2BD)に4時間収録。豪華ボックスセットで登場!
ロック界の“ボス”、ブルース・スプリングスティーンの通算5作目、初の全米No.1に輝いた大ヒット作1980年発表『ザ・リバー』から35周年となる2015年末、超強力ボックスセットが登場!名曲「ハングリー・ハート」が大ヒットし、日本でも特に人気の高い2枚組の大作『ザ・リバー』。その『ザ・リバー』が35年の月日を経て、DVD付7枚組(BD付は6枚組)という想像を超えた一大絵巻『ザ・リバー・ボックス~THE TIES THAT BIND: THE RIVER COLLECTION』としてリリースとなる。
4枚のCDには膨大な未発表を含む52曲、3枚のDVD(BDは2枚)には4時間もの未公開映像を収録。オリジナルの2枚組アルバム『ザ・リバー』、幻の未発表アルバム『ザ・リバー:シングル・アルバム』、1979年~80年のスタジオ録音の未発表曲を集めた『ザ・リバー・アウトテイクス』、DVD,BDには新規撮りおろしメイキング・ドキュメンタリー『ザ・タイズ・ザット・バインド』とともに、1980年のアリゾナ州テンピ公演からの2時間40分もの未発表ライヴ映像『ザ・リバー・ツアー1980』と、長い間噂になっていたものの未公開だったレアなツアー・リハーサル映像が遂に収録される。そして200枚の未公開写真やメモラビア、評論家ミカル・ギルモアの書き下ろしエッセイを収録したコーヒー・テーブル・ブック(卓上用大型豪華本)付きの豪華ボックスセットでリリースとなる。
この『ザ・リバー・ボックス』はアルバム発売に至るまで、そして発売後の成功への物語をすべて収録したボックス・セットである。CD1と2はオリジナルの『ザ・リバー』のデジタル・リマスター。CD3の『ザ・リバー・シングル・アルバム』は当初1978年の『闇に吠える街』の続作として1979年に録音し『ザ・タイズ・ザット・バインド』というタイトルで10曲入りのアルバムで発売される予定だった「幻のアルバム」。プロデューサーのジョン・ランダウは最初この形で出そうとしていたが、ブルースの意向によりお蔵入りとなり、追加楽曲を録音し翌年『ザ・リバー』として2枚組で発売されることになった。『闇に吠える街』と『ザ・リバー』を繋ぐ「幻のアルバム」が当時のままの姿で遂に日の目を見る。スプリングスティーンはこのアルバムについてこう語っている
「楽曲が、自分が自分の音楽に求める調和やコンセプト的な力強さに欠けていた。それで俺たちはスタジオに戻ったんだ」
DISC4には『ザ・リバー』 のレコーディング・セッションで録音された未発表曲、アウトテイクの数々を22曲も収録。11曲の完全未発表アウトテイクは「Record One」と表示され、ボブ・クリアマウンテンがミキシング、ボブ・ラドウィグがマスタリングを手掛がけた。その他11曲のアウトテイクはボックス・セットの『トラックス』や『エッセンシャルズ』から「Record Two」に集約されている。
DVD3枚(BDは2枚)に収録される映像は4時間にも及ぶ。『ザ・リバー』制作秘話をスプリングスティーンやメンバー、関係者が語る60分の撮りおろしドキュメンタリー映像『ザ・タイズ・ザット・バインド』はトム・ジムニーがプロデュースと監督を担当し、『ザ・リバー』の作曲とレコーディングが行われた長い激動の時代を振り返るスプリングスティーンの親密なインタビューが目玉となっている。また、音楽の裏にあるストーリーを語るシーンとソロ・アコースティック・ギターを演奏して説明するシーンも必見。当時のコンサート映像や、スプリングスティーンとバンド・メンバーのスタジオ内外でのレアな写真がちりばめられている。
そして、完全未発表ライヴ映像『ザ・リバー・ツアー1980』は1980年に4台のカメラで撮影され、マルチトラックで録音されたプロショット映像。1980年11月5日、アリゾナ州テンピのアリゾナ州立大学で行ったコンサートから、24曲、2時間40分収録されている。スプリングスティーン史上最高のパフォーマンスのひとつと幅広く認められているこのショーは、『ザ・リバー』収録楽曲の半分以上の初期ライヴ・ヴァージョンがフィーチャーされている。また、1980年9月下旬にペンシルベニア州リティッツで行われた『ザ・リバー』ツアーのリハーサル映像も20分収録されており、スプリングスティーンとEストリート・バンドが当時まだリリースされていなかった発売前のアルバムの楽曲のライヴ・アレンジに取り組んでいる姿が見られる。近年スプリングスティーンのコラボレーターを頻繁に務めるグラミー賞・エミー賞受賞歴のある映画監督トム・ジムニーが編集し、音声はボブ・クリアマウンテンがオリジナルのマルチトラック録音からステレオと5.1サラウンドのミキシングを、マスタリングをボブ・ラドウィグが手がけた。
一人のアーティストの一つの作品にまつわるマテリアルで、ここまでの大量で充実した未発表音源、未発表映像が収録されるのは驚異的。質・量とも他を凌駕する最高峰の史上稀にみる歴史的復刻作品となることだろう。 ライナーノーツの中でこう書かれている。
「『ザ・リバー』はスプリングスティーンにとって極めて重要なアルバム。それ以前の野心溢れる大興奮の時代と、それ以後のより簡潔な音楽的暴動や、時には恐ろしくもあるストーリーテリングの時代を留め合わせている」
第一弾シングルとして未発表曲「Meet Me In The City」が近日ダウンロード可能となる。
【アルバム『ザ・リバー』について】
アルバム『ザ・リバー』は1980年10月17日全米発売、通算5作目。ボス初の全米1位獲得作。全米のみで500万枚以上の売上。シングル「ハングリー・ハート」はスプリングスティーン初の全米TOP10ヒット(最高位5位)。日本でも大ヒットし、日本でも初めて彼の名が一般的に広まった作品(オリコン総合アルバムチャート28位)で、このアルバムでボスの存在を知った人が多い。ちなみに「ハングリー・ハート」はもともとラモーンズのために書かれた曲だった。当初『タイズ・ザット・バインド』のタイトルで1979年に1枚組アルバムとして発売される予定だったが。スプリングスティーンがポップすぎると判断し発売中止。その後「ザ・リバー」など物語歌、アメリカの闇を描いた曲を入れ、1980年2枚組として発表。ビートルズの『Get Back』、ビーチ・ボーイズ『Smile』などと並ぶ「幻のアルバム」ともいえる『ザ・タイズ・ザット・バインド』が当時のままの形で遂に日の目を見る。 (Released:US 1980.10.17/Recorded:The Power Station(1979.Mar.~1980.Aug.) /Chart:全米1位、全英2位 /Sales:全米500万枚以上の売上 quintuple platinum album) /Producer:Jon Landau,Bruce Springsteen,Steven Van Zandt )
【ミニ・バイオグラフィー】
photo by Joel Bernstein
1949年9月23日NJ生まれ。1973年デビュー。『明日なき暴走』『ボーン・イン・ザ・USA』など時代を彩どる名盤の数々をリリース。トータルセールスは北米で6400万枚以上、全世界で1億2000万枚以上のアルバムを売り上げている、史上有数の売り上げを誇るアーティスト。グラミー賞20回、ゴールデン・グローブ賞2回をはじめ数多くの受賞歴を持ち、1999年にはソングライターの殿堂入りとロックンロールの殿堂入りの両方を果たした。
【商品情報】
THE RIVERのすべて!驚愕の未発表音源・映像の数々!驚異の歴史的ボックス・セット。1980年発表、名盤『ザ・リバー』が35年の月日を経て、オリジナル・アルバム・デジタルリマスター+幻の未発表アルバム +未発表曲集の4CD更に未発表映像3DVD/2 BDを加えた、想像を超えた一大絵巻がリリース!
ブルース・スプリングスティーン 『ザ・リバー・ボックス~THE TIES THAT BIND: THE RIVER COLLECTION』
BRUCE SPRINGSTEEN/ THE TIES THAT BIND: THE RIVER COLLECTION
国内盤2015年12月23日発売 (US12/4)
●DVD Version: 4CD+3DVD(7枚組) SICP-4612~4618 \18,000+税
●BD Version: 4CD+2BD(6枚組) SICP-4606~4611 ¥20,000+税
<豪華ボックスセット>(外側パッケージは輸入/CD、BD、DVDは日本プレス)
・縦約25cmX横約30cmの豪華ボックス
豪華本:148ページに渡るハード・カバー・コーヒー・テーブル・ブック:200枚以上の未発表写真(レコーディング中の風景)にブルースの手書きキャプション付き
歌詞:1998年の歌詞集『SONGS』からのアップデイトされたスプリングスティーンのコメント入り.
ミカル・ギルモア(著名音楽ライター)のエッセイ
<日本盤>
・日本版ブックレット付(英文テキスト翻訳/ボックス新規解説:五十嵐正/訳の世界から見た『ザ・リバー』:三浦久/日本担当ディレクターの証言:岡田了/歌詞/対訳:三浦久 他)
・BD、DVD:日本語字幕付(ドキュメンタリー部分、ライヴ曲間トークなど/映像翻訳監修:五十嵐正)
収録曲:
【AUDIO (4CD)】
●CD1&2: 『ザ・リバー』(2枚組デジタル・リマスター)/Original THE RIVER album (20 songs)
CD1:The River - Record One
1. タイズ・ザット・バインド (The Ties That Bind)
2. 愛しのシェリー (Sherry Darling)
3. ジャクソン刑務所 (Jackson Cage)
4. 二つの鼓動 (Two Hearts)
5. 独立の日 (Independence Day)
6. ハングリー・ハート (Hungry Heart)
7. 表通りにとびだして (Out in the Street)
8. クラッシュ・オン・ユー (Crush on You)
9. ユー・キャン・ルック (You Can Look (But You Better Not Touch))
10. アイ・ウォナ・マリー・ユー (I Wanna Marry You)
11. ザ・リバー (The River)
CD2 :The River - Record Two
1. ポイント・ブランク (Point Blank)
2. キャディラック・ランチ (Cadillac Ranch)
3. アイム・ア・ロッカー (I‘m a Rocker)
4. 消え行く男 (Fade Away)
5. 盗んだ車 (Stolen Car)
6. 恋のラムロッド・ロック (Ramrod)
7. ザ・プライス・ユー・ペイ (The Price You Pay)
8. ドライブ・オール・ナイト (Drive All Night)
9. 雨のハイウェイ (Wreck on the Highway)
●CD3 : 『ザ・リバー・シングル・アルバム』 /The River: Single Album (10 songs)
1979年に1枚組アルバム『The Ties That Bind』として発売される予定だったが、ボスがポップすぎると判断し発売中止となった幻のアルバム。その後「ザ・リバー」など物語歌、アメリカの闇を描いた曲を入れ、1980年2枚組で 『ザ・リバー』が発表された。 「Cindy」「Be True」「Loose Ends」などは『ザ・リバー』未収録の幻の名曲。他の曲も初期ヴァージョンなのでミックスやテイクが異なる。
1. The Ties That Bind
2. Cindy
3. Hungry Heart
4. Stolen Car (Vs. 1)
5. Be True
6. The River
7. You Can Look (But You Better Not Touch) (Vs. 1)
8. The Price You Pay
9. I Wanna Marry You
10. Loose Ends
●CD4: 『ザ・リバー:アウトテイクス』 /THE RIVER:Outtakes (22 songs including 12 previously unreleased)
『ザ・リバー』の時期はブルースの最もポップな面と楽しいR&Rの面が出た音源の宝庫で、未発表とはいえシングルにしてもおかしくない曲ばかり。22曲のアルバム未収録曲がまるっと一枚に。既に未発表曲集『TRACKS』やシングルB Sideでも発表済みのものが 11曲+「11曲の完全未発表曲」を収録。
Record One(未発表曲)
1 Meet Me In The City
2 The Man Who Got Away
3 Little White Lies
4 The Time That Never Was
5 Night Fire
6 Whitetown
7 Chain Lightning
8 Party Lights
9 Paradise By The “C”
10 Stray Bullet
11 Mr. Outside
Record Two(Tracks, Essentialなどで発表されていたものを集約)
12 Roulette
13 Restless Nights
14 Where The Bands Are
15 Dollhouse
16 Living On The Edge Of The World
17 Take 'em As They Come
18 Ricky Wants A Man Of Her Own
19 I Wanna Be With You
20 Mary Lou
21 Held Up Without A Gun
22 From Small Things (Big Things One Day Come)
(Record One、Record TwoとありますがCD1枚に収録されます)
【VIDEO (3 DVD/2 Blu-Ray)】
●DVD1: 『ザ・メイキング・オブ・ザ・リバー:ザ・タイズ・ザット・バインド』/THE TIES THAT BIND - New 60 minute Documentary
プロデュース&監督:トム・ジムニー。『ザ・リバー』制作過程を振り返る60分の映像。これまでの『明日なき暴走30周年BOX』や 『闇に吠える街BOX』 でも大変素晴らしいドキュメンタリー作品が収録されたが、今回もスプリングスティーン自身、Eストリート・バンド・メンバー、スタッフなどが『ザ・リバー』の曲作りやレコーディングを振り返る、60分のアルバム・メイキング・ドキュメンタリー。ソロ・アコースティック・ギター演奏を披露したり、コンサート映像、ブルースやバンドメンバーのスタジオ内外でのレア写真で綴られていく。
●DVD2&3 : 『ザ・リバー・ツアー1980』 /THE RIVER TOUR TEMPE 1980 - 25 song live concert from Tempe 1980, plus rehearsal footage
1980年の『ザ・リバー』ツアーからの2時間40分にも及ぶ完全未発表ライヴ映像。スプリングスティーン史上最高のライヴ・パフォーマンスのひとつと呼ばれている1980年11月5日アリゾナのTempeでのショーより24曲。更に様々なライヴ映像や貴重なリハーサルシーンも収録 。オリジナル・マルチトラックからの音声ミックスはボブ・クリアマウンテン(Stereo & 5.1 surround)、 マスタリングはボブ・ラドウィグという黄金のコンビ
DVD 2
The River Tour, Tempe 1980
Concert – Part 1
1 Born To Run
2 Prove It All Night
3 Tenth Avenue Freeze-Out
4 Jackson Cage
5 Two Hearts
6 The Promised Land
7 Out In The Street
8 The River
9 Badlands
10 Thunder Road
11 No Money Down
12 Cadillac Ranch
13 Hungry Heart
14 Fire
15 Sherry Darling
16 I Wanna Marry You
17 Crush on You
18 Ramrod
19 You Can Look (But You Better Not Touch)
DVD 3
The River Tour, Tempe 1980
Concert – Part 2
1 Drive All Night
2 Rosalita (Come Out Tonight)
3 I'm A Rocker
4 Jungleland
5 Detroit Medley
6 Where The Bands Are (Credits)
BONUS: The River Tour Rehearsals
- Ramrod
- Cadillac Ranch
- Fire
- Crush On You
- Sherry Darling
【関連リンク】
公式サイト:
ソニー・ミュージック公式サイト: